2020.09.14

  • お知らせ

MitraClip G4® を用いた初回症例を実施しました

このたび当院は、「MitraClip® G4システム」による当院初めての治療を実施しました。

MitraClip® は僧帽弁閉鎖不全症に対する、日本で初めての低侵襲性の経皮的僧帽弁接合不全修復システムとして 2017年10月に承認され、2018年4月より保険適用となりました。当院は日本における治験段階から参加し、以来、治療の実績を積み上げてまいりました。
システム第4世代である「MitraClip® G4 システム」は、製造販売承認を今年6月取得し、8月に発売が開始された最新の製品です。
個々の僧帽弁に合わせて選択できる4種類のクリップサイズが導入され、また、デリバリーシステムのステアリングなどの操作性が向上しており、よりきめ細やかな治療を患者さんに提供できるように改善されています。

当院は、さらなる治療技術の向上を目指し、引き続き努力を重ねてまいります。

◎僧帽弁閉鎖不全症とは・・・心臓の僧帽弁が完全に閉じないために左心室から左心房へ血液が逆流する進行性の心臓病で、息切れや呼吸困難といった症状を呈し、重症化すると心不全を引き起こす可能性があり、最悪の場合死に至る恐れがあります心臓弁膜症の中で最も多い疾患の一つです。

MitraClip ® G4システム (画像提供:アボットメディカルジャパン合同会社)